ADVANCEコラム

6月の安全運転のポイント

雨天時は、視界が悪くなるうえに路面が滑りやすいなど、悪条件が重なるときですが、一般道路と高速道路では発生しやすい危険や注意すべき点が異なる面があります。
そこで一般道路と高速道路における安全走行のポイントについてまとめてみました。


一般道路における雨天時の安全走行のポイント

雨が降り始めたら速度を落とす

雨の降り始めの舗装道路は、路面の土ぼこりや砂がオイル状になり、油をひいたような状態になるため滑りやすくなります。
また、濡れた路面はブレーキをかけてから車が停止するまでの距離が乾いた路面よりも長くなります。
雨が降り始めた時は、すぐに速度を落とすとともに、前車との車間距離をいつもより長くとるようにしましょう。

傘を持たない歩行者や自転車の動きに注意する

雨が降り始めると、傘を持たない歩行者は濡れるのを避けるため、早く目的地へ行こうとしたり、適当な場所で雨宿りしようと先を急ぎがちです。
そのため、車に対する注意が薄れてしまい、十分な安全確認をしないまま道路を横断しようとしたり、自転車の場合は後方の確認をせずに進路を変更しようとすることがあります。
前方に傘を持たない歩行者や自転車を見かけた時は、その動きに十分注意しましょう。

左折時や進路変更時は後方をよく確認する

雨天時は、フロントガラスやドアミラーに水滴が付着するため視界が悪くなります。
特にドアミラーの場合は、フロントガラスのようにワイパーで拭うということができないことに加えて、側方ガラスにも水滴が付着しているため、非常に見えにくくなります。
そのため、特に左折時や進路変更時に、後方から接近してくる車体の小さい二輪車や自転車の発見が遅れることがあります。
左折時や進路変更時はドアミラーを見るだけでなく、振り向いて自分の目でしっかり後方を確認しましょう。
なお、雨天時は傘をさした歩行者の視界も悪くなります。
特に風雨が強く傘を傾けて歩いている時や、足元の路面を気にしながら歩いている時は、ほとんど周囲の状況が見えない状態になることがあります。
歩行者の側方を通過するときは十分な側方間隔をとるか、徐行しましょう。

高速道路における雨天時の安全走行のポイント

標識等による規制速度を守る

高速道路では、天候や道路工事、交通事故など交通環境の変化に応じて最高速度が規制されます。
雨天時も降雨の状況に応じて速度が規制され、通常時は最高速度が時速100キロの区間でも時速80キロ以下になります。
雨天時に走行する時は、可変式の速度規制標識や電光掲示版などに注意し、速度が規制されている時は必ずそれを守って走行しましょう。
雨天時の高速道路でスピードを出し過ぎると、路面にできた水の膜のうえを水上スキーのようにタイヤが滑走して、ハンドルもブレーキも効かない「ハイドロプレーニング現象」が発生する危険がありますので、十分な注意が必要です。
また、高速道路では前車のはねる水しぶきをまともに浴びると、前方が何も見えない状態になることがあります。前車の水しぶきがかからないだけの十分な車間距離をとって走行しましょう。

進路変更や追越しはできるだけ控える

進路変更や追越しをする時はハンドル操作を伴いますが、濡れた路面を高速走行している時は、ハンドル操作のちょっとした操作ミスがスリップや横転などの事故につながります。
雨天時に高速道路を走行する時は、できるだけ進路変更や追越しは控えるようにしましょう。

長いトンネルの出口では天候の変化に注意する

高速道路には長いトンネルが多くあります。
長いトンネルでは、入口では晴れていても、出口では雨が降っていることがあります。
しかも、トンネルの出口の先は下り坂やカーブになっている場合も少なくありません。
入口では晴れていたから出口も晴れていると思い込むと、出口を出たとたんに危険な状況に陥るおそれがあります。
トンネルの出口に近づいたら、トンネルの出口の天候をよく確認し、雨の場合は速度を落としましょう。

十分な視界が確保できない時は待避して様子を見る

激しい雨でワイパーを最速にしても十分な視界が確保できない時は、無理に走行を続けるのではなく、早めに最寄りのサービスエリアやパーキングエリア等の安全な場所に一時待避して様子をみるようにしましょう。

 

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