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平均寿命、女性が世界1位、男性は2位!

厚生労働省の発表によると、2020年(令和2年)日本人の平均寿命は男性81.64歳、女性87.74歳でいずれも過去最高を更新し、日本は女性が世界1位、男性は2位となりました。

統計を開始した1947年の時点では、男性50.06歳、女性は53.96歳でしたが、健康意識の高まりや「ガン」「心疾患」「脳血管疾患」の死亡率の改善が寿命を更新している要因と考えられます。

また、厚労省では「健康上の問題がなく、日常生活が制限されることなく送れる期間」を示す健康寿命も算出していて、2019年(令和元年)では男性は72.68歳、女性は75.38歳となっています。

 

■平均寿命とは

 

 

 

 

平均寿命とはその年に生まれた人が(社会情勢などの変化が無い限り) 何歳まで生きられるかを示したものです。

よって毎年発表される平均寿命とは、あくまでも「発表されたその年に誕生した人」の平均余命のことをいいます。

 

<よくある誤解>
30歳の人が、男性の平均寿命は80歳だから残りの人生は50年だという考え方は間違いで、残りの人生は何年くらいあるだろうかというのを見るときは、平均余命を見ることになります。

 

■健康寿命とは

健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる
期間のことをいいます。

2000年にWHO(世界保健機関)が健康寿命を提唱して以来、寿命を伸ばすだけでなく、いかに健康に生活できる期間を伸ばすかに関心が高まっています。

■平均寿命と健康寿命の差

平均寿命と健康寿命との差は、日常生活に制限のある「不健康な期間」を意味します。つまり日常生活に支援や介護が必要な期間になります。
平均寿命が延びるとともに健康寿命も延びていますがその差は依然大きく、健康上の問題だけではなく、医療費や介護費の増加による経済面での影響も懸念されます。


※平均寿命は2020年、健康寿命は2019年データ

超高齢化社会に向かっている今、平均寿命と健康寿命の開きはまだまだ大きく、

社会保障制度に頼るだけではなく、

自身でも対策を図ることが重要になってくるのではないでしょうか。

 

 

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