「脳卒中は冬に多い」とよく言われます。確かに、脳卒中のうち「脳出血」と「クモ膜下出血」は、寒い冬に多い病気です。
しかし、一方で「脳梗塞」は6月から8月に多く、まさにこれからの季節に一番注意が必要です。
大きな要因として、気温や湿度が上昇する夏は発汗が多く、血液がネバネバして流れが悪くなり、脳血管が詰まって脳梗塞となります。
よく夏場に水分をしっかりとりましょうと言われるのは、脳梗塞や熱中症などを予防するためです。
あまりに冷たいものや大量の水分は、せっかく飲んでも排泄されるばかりか、かえってお腹をこわして、脱水を引き起こすこともあります。水分は、喉が乾いたらこまめに取るようにしましょう。
通常の脳梗塞の場合、「手足のマヒやしびれ」・「顔がゆがむ」・「言葉が出にくい」・「急に眼が見えにくくなる」などの症状が出現します。これらの症状が数分から数十分で一過性で終わるため、病院を受診されない方がいます。
これらの症状は脳梗塞の前兆とも言われ、「一過性脳虚血発作」といいます。この前兆があった方の3人に1人が、いずれ脳梗塞を起こすと言われていますので、十分な注意が必要です。
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