ADVANCEコラム

【がん10年生存率更新】(2024年1月) AYA世代生存率を初公表!

国立がん研究センターは、2011年に初回治療を受けたがん患者の10年生存率が、53.5%(2010年比+0.2%)だったと公表しました。
また、今回0~14歳の小児と、15~39歳のAYA世代(思春期と若年成人)のがんについて、初めて生存率を集計し発表しました。

■がんにおける10年生存率は、改善傾向

・341施設363,521例(前回316施設341,335例)の院内がん登録データを用いて10年生存率を集計した結果、全がんの生存率は5%(前回53.3%)でした。

・下表は、実測生存率では高齢になるほどがん以外の原因で亡くなる確率が高くなることが影響していると考えられることから、純粋に「がんのみが死因となる状況」を仮定して計算する方法ネット・サバイバルの数値を表記しています。

※大腸がんは、結腸がんと直腸がんの合計値です。
※肺がんは治療の効きやすさ、進行速度の違いによって「小細胞肺がん」と「非小細胞肺がん」の大きく2種類に分けられ、非小細胞肺がんが肺がん全体の8~9割を占めます。
※甲状腺がんは、5種類あるうちの乳頭がん、濾胞がんを集計。

■<初公表>小児がん、AYA世代のがんの生存率集計

・小児がんにおける白血病は5年実測生存率4%、10年実測生存率86.2%で、脳腫瘍は5年実測生存率73.5%、10年実測生存率71. 5%と、5年から10年での生存率の低下はあまりみられません。

・AYA世代における脳・脊髄腫瘍は5年実測生存率5%、10年実測生存率77.8%で、子宮頸部・子宮癌は5年実測生存率88.6%、10年実測生存率87.2%と、がん種によって5年から10年での生存率の低下は様々です。

小児がん、AYA世代のがんに関する予後情報は限られており、
今後の小児がん、AYA世代のがん対策を考える上で基礎的な資料の一つになることを期待されています。

 

 

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