ADVANCEコラム

放っておくと危険な サイレントキラー「高血圧」

日本の高血圧患者(収縮期血圧/拡張期血圧のどちらか一方、 あるいは両方が 140/90mmHg 以上)は、約4,300万人いると推定されており、日本人のおよそ3人に1人が高血圧という状況で、もはや国民病といえます。
しかし、下グラフでわかるように適切に血圧がコントロールされているのは、わずか1200万人程度で、残り3100万人のなかには、治療をしても目標の血圧に達していない人だけでなく、自分が高血圧であるか知らない人、知っていながらも治療がなされていない人もかなり含まれます。

■高血圧はサイレントキラー(静かなる殺人者)

高血圧はよほどひどくならないと自覚症状がないため、つい放っておかれがちです。
しかし気がつかないうちに高血圧が進行して、頭痛や息切れ、動悸、頻尿といった症状が現れることがあり、
その場合には、すでに重症化してしまっているケースがほとんどです。
さらに、さまざまな合併症を起こしたりするリスクも増え、命にかかわる疾患につながることもあります。
こうしたことから、高血圧はサイレントキラーとも呼ばれているのです。

■心疾患と脳血管疾患に関しては、高血圧が大きなリスク要因

高血圧を放置していると、心疾患や脳血管疾患を発症する可能性が高まります。心疾患や脳血管疾患を発症すると、命の危険が高まるだけでなく、助かったとしても半身まひなど大きな後遺症が残ることがあります。
◆心疾患の代表的なものは心筋梗塞と狭心症です。
心臓には冠動脈があり、心筋に栄養や酸素を供給しています。
しかしこの冠動脈が狭くなったり、血栓などで詰まったりした場合には心筋に酸素や栄養が届かなくなり、壊死してしまうことになります。
すると非常に強い痛みに襲われ、最悪の場合は心臓の機能が停止して死に至ってしまうのです。
◆脳血管疾患で代表的なものは脳卒中で脳梗塞と脳内出血、くも膜下出血などです。
脳卒中の「卒」は「卒倒する」と使われるように、「急に」や「にわかに」という意味で、「中る(あたる)」はほかのものに接触した結果、傷や痛みを生じるという意味です。つまり、突然脳の痛みに襲われ、麻痺や意識障害を起こしてしまう怖い疾患という意味なのです。
脳血管疾患は、脳内を走る血管が詰まって酸素や栄養が補給されなくなって脳細胞が壊死するケースと、脳の血管が破れて出血することで血のかたまりができ脳細胞を破壊するケースに分けられます。
どちらの場合も心疾患と同様、突然死のリスクや後遺症が残ってしまうことのある恐ろしい疾患です。

高血圧で、頭痛・動悸・息切れ・肩こり・めまい・胸の痛み・むくみなどの症状が現れた場合、
重大な合併症が起こっている可能性があります。早めに医師に相談しましょう。

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