地震は、地球の地下に存在する「プレート」と呼ばれる岩盤のずれによって発生します。海のプレートに引きずり込まれた陸のプレートの先端が跳ね返って起きる地震を「海溝型地震」、プレートが押し合ってプレート内の岩の層が崩れて起きる地震を「内陸型地震」といいます。大きな揺れの地震では、家屋等の倒壊や土砂崩れ等の土砂災害、また津波が発生する危険が高まります。 |
①震源の遠方では、最初に小さな縦揺れ、その後に大きな横揺れを感じることが多い。
②余震は、数か月、あるいは数十年に渡って続く場合もある。
③規模の大きい地震では、周期の長いゆっくりとした大きな揺れが生じやすい。
④津波は、海が深いほど速く伝わりやすく、沖合ではジェット機ほどの速さになる。
⑤津波は最初が一番大きいとは限らず、後からくる津波のほうが高くなることもある。
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【豆知識】意外と知らない地震のこと
慌てて逃げるのは危険!
建物から脱出する際は、慌てて外へ飛び出してしまうと大変危険です。屋根の瓦や窓ガラス、看板等、落下物や破損物の被害に遭わないよう、周囲の状況をよく確かめて、落ち着いて行動しましょう。 |
地震発生時に車を運転していたら、どうすればいい?
車の運転中に大地震が起きた場合は、緊急車両の邪魔にならないよう交差点を避け、車を左側に寄せて駐車しましょう。ただし、車を利用しなければ津波から避難できなかったという事例も多くあり、市町村によっては避難者が自動車で安全かつ確実に避難できる方策が検討されています。 |
エレベーターの中で地震に遭ったら、すべての階のボタンを押すべき?
エレベーターは地震による停電や故障等で緊急停止し、閉じ込められる危険があるため、安全が確認されるまでは利用しないでください。もし中にいるときに地震に遭った場合は、すべての階のボタンを押し、最初に停止した階で、周りの状況をよく確認してから降りるようにしましょう。 |
大きな地震では、自分でガスを止める前に自動的に止まる?
ガス使用時に震度5相当以上の揺れが起きると、都市ガス・LPガスともにガスメーターが揺れを検知し、ガスを遮断する仕組みになっています。料理や暖房等でガスを使っている場合は、無理をして火を止めにいくことはせずに、まずは身を守ることが大切です。 |
余震では、本震と同規模の大きな揺れが起きることも
余震は、最初の地震と同程度の大きな揺れになることがあります。実際に東日本大震災では、本震の30分後に震度6強の揺れを観測しました。余震が収まり、電気が復旧した際の通電火災を防ぐためにも、地震発生後は使用中の器具はスイッチを切ってプラグを抜く、避難するときはブレーカーを落とすなどを心掛けましょう。 |
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事前注意 家具に転倒・落下・移動を事前に防ぐ
事前に家具を固定しておくことは、家庭内で身の安全を守ることにつながります。家具は、L型金具等で壁下地(柱・間柱・胴縁等)にネジで固定し、それだけでは固定が難しい場合は、ポール式器具(つっぱり棒)やマット式器具等を組み合わせて固定しましょう。
発災直後 建物の倒壊や窓ガラスの落下から身を守る
地震の強い揺れによって、住宅地ではブロック塀や石塀等が、オフィス街ではビルの窓ガラスや看板等が倒壊・落下してくる危険があります。2階建て以上の住宅のベランダに置かれているエアコンの室外機等が落下してくることもあるため、外出時に揺れを感じたら、かばん等で頭を保護し、できるだけ建物から離れましょう。
発災直後 火災の原因をなくす
地震発生時は、身の安全を確認した上で、使用中の暖房器具等の火を消す、機器類のスイッチを切る、避難時にブレーカーを遮断するなどして、火災を防ぎましょう。日頃から可燃物や落下物の有無に配慮する、不要な電気機器のプラグは抜くといった習慣を身に付けることも火災防止に役立ちます。
発災直後 津波に注意し、すぐに高台へ逃げる
海岸近辺で強い揺れに襲われたときは、避難の指示や勧告を待たず、安全な高台や避難地をめざしてすぐに避難しましょう。近くに高台がない場合は、3階建て以上の建物をめざし、3階より上に上がります。最初の波のあとにさらに高い波が来襲することもあるため、いったん波が引いても元の場所へ戻らないようにしましょう。 |
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