ADVANCEコラム

4月の安全運転のポイント

車の後方は運転席からは見えない部分が多くあります。そのためバック時に十分な安全確認ができず、後方の歩行者や自転車に気づくのが遅れることで、駐車時に他の駐車車両と接触するなどの事故が発生しています。そこで今回は、安全にバックするためのポイントをまとめてみました。


車に乗り込む前に後方の確認をする

運転席から見た後方は死角が大きいため、車に乗り込んでからの後方の安全確認は不十分なものになります。車に乗り込む前に車の周囲を一周して後方や側方の安全確認をしておきましょう。
特に、学校や公園、病院、福祉施設などがある場所でのバック時は、車の後方に子どもや高齢者がいるおそれがありますので、乗り込む前の安全確認を徹底しましょう。幼児や高齢者のいる家庭において、自宅のガレージなどでバックするときも同様です。
また、保育園や幼稚園など幼児がいる可能性のある場所では、念のため、バックする前に車の床下も確認しておきましょう。

雨天時でも乗車前の後方確認を怠らない

雨天時は、水滴の付着によりリアウインドウやドアミラーの視界が悪くなります。それに加えて歩行者も傘をさしているため視界が悪くなり、バックしてくる車に気づくのが遅れます。
雨天時は早く車に乗り込もうとして、乗り込む前の後方の確認を怠りがちですが、視界が悪くなる雨天時こそ乗り込む前の後方確認をより確実に行うことが大切です。

バックでの駐車時はやり直しの手間を惜しまない

バックして駐車車両の間に駐車しようとする場合、運転席は右側にあることから、左側の駐車車両との側方間隔が直接自分の目では確認できず、接触する危険が高くなります。このままバックすると接触するかもしれないと感じたときは、決して無理をせずバックをいったん中止して、もう一度やり直しましょう。バックして駐車するときは、やり直しの手間を惜しまないということが事故を起こさないための重要なポイントになります。
また、曲がりながらバックする場合、車の前輪は後輪よりも外側にふくらむため、その点も十分考慮して側方の駐車車両との間隔に注意を払いましょう。

バックモニターは支援装置と考えて頼り切らない

後方の状況を映すバックモニターは、後方の死角を少なくするための有効な装置ですが、後方の左右の状況については、モニターに映る範囲に限界があります。そのため、バックモニターだけに頼ってバックをすると、左右から通行してくる歩行者や車両の発見が遅れて衝突する危険があります。
バックモニターが装着されていても、それはあくまで支援装置であり、安全確認は自分の目で行うのが基本であることを忘れないようにしましょう。

方向転換でバックするときは決してあわてない

道を間違えて引き返そうとする時に、道路沿いの空地や駐車場などを利用して方向転換をすることがあります。そのような時にあわててバックをすると、路側帯や歩道を通行する自転車や歩行者を見落とす危険があります。方向転換でバックするときも、歩く速度でバックする、後方の安全確認をするといった基本を忘れないようにしましょう。
なお、方向転換をする際に、脇道を利用する車を見かけることがありますが、見通しの悪い脇道の場合は進行してくる車や自転車の発見が遅れて事故につながるおそれがありますので、そのような場所での方向転換は避けましょう。

ギアの入れ間違いや踏み間違いに注意する

バックするときに、ギアがバックに入っているかどうかの確認を怠ると、バックするつもりが前進してしまい事故につながるおそれがあります。バックするときは、必ずギアの確認をしましょう。
また、バックするときは後方を振り向くため姿勢が不安定になりやすく、アクセルとブレーキを踏み間違えるおそれがありますので、ペダルの位置もよく確認しましょう。

同乗者がいるときは誘導してもらう

同乗者がいるときは誘導してもらうとよいでしょう。ただし、その場合でも、自分の目で後方を確認することを怠らないようにしましょう。
また、誘導する人との事故を避けるために、バックする前に、誘導する人の立ち位置を確認し、車の真後ろ(進行方向)に立っていた時は、進行方向から外れた位置に立ってもらうようにしましょう。

 

 

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